留学どうする? 単身留学 VS 親子留学

はじめに

子どもだけで留学させるのか、親も同行するのか。まず、「留学をしたい!」となった時に最初に出てくる疑問がこれです。
単身留学も親子留学も、どちらにも良い点があり、貴重な体験であることは間違いありません。しかし、留学する目的をしっかり考える必要があります。それによって得られる結果もちがってきます。今回は、子どもの成長や親子の経験の観点から、それぞれの選択肢がどのような効果をもたらすかを見ていきましょう。
是非参考にしてみてください。

留学の目的

  • 単身留学
    英語学習の向上に加え、自立心や自己管理能力を育むのが主な目的です。親元を離れて自分で生活を管理し、現地の文化や学校に適応することで、自己成長を遂げます。中学・高校生にぴったりです。
    留学後の進路の幅も広がります。
  • 親子留学
    親子で異文化体験を共有し、親がそばにいながらの留学です。親が近くにいるため、家では親の手料理が食べられたり、日常生活は日本にいる時とあまり変わらないかもしれません。異国の地での生活も、親子共に最初の不安は少なく感じることが多いです。小学生や幼い子供の場合、親子で一緒に現地の文化に触れる「異文化体験」として選ばれることが多いです。

生活スタイルの違い

  • 単身留学
    一般的にホームステイや寮で生活します。地元の子どもたちと一緒に生活し、現地の家庭生活やルールに適応する力を身につけます。一人で過ごす時間も多いため、自分のリズムで生活できる反面、困難なことも自分で乗り越える必要があります。子どもの単身の留学では、こうした困難を困難に感じない場合もあります。また、そうした際に英語力も自信もぐっとつく子が多いです。いざとなれば自分で解決しなければならず、気づいたら順調に進んでいて、その体験が、日々の生活をより楽しいものにしてくれます。また、学校の先生やホストファミリー、クラスメイトなど、気にかけて手助けをしてくれる人も多いので、心強いです。エージェントを利用すれば、現地カウンセラーもいるので安心です。
  • 親子留学
    Airbnbやアパート、ベースメントを借りることが多く、親子で過ごす時間が確保されます。特に慣れない環境で子どもが日々どんな生活を送っているのか、手に届くところで見守れるので、親子ともに安心感を得られます。また、親も子どもが学校へ通っている時間を有効に使うことで、親も異文化、英語を学び、成長できます。

費用

  • 単身留学
    比較的長期での留学が多く、数ヶ月から1年以上が一般的です。寮やホームステイ費用、授業料が必要ですが、親が同行しない分、親子留学に比べて費用は抑えられます。
  • 親子留学
    数週間から数年滞在する方もいます。親の滞在費や生活費がかかるため、費用は単身留学よりも高くなります。しかし短期集中での異文化体験をしたい場合、もし区は親も英語を本格的に勉強したい方には適しています。
    州や学区によっては、親がフルタイムで学校へ通うと、その子どもの公立校の学費が免除される場合もあるので、ご自身も勉強する意思がある場合は大いに活用すべきです。そうなると送り迎えなどの折り合いもつけなければいけなくなるので様々な観点から決める必要があります。
    気になる方はお気軽にご相談ください。

不安と自立のバランス

  • 単身留学
    学校での生活はもちろん、宿題や休みの日の予定まで、全て自分で責任を持って行動する力が養われます。言語的にも文化的にも困難に立ち向かい、現地の人との関わりや経験から多くを学ぶことが可能です。
    また、渡航当初はホームシックなどの不安に対処する力も求められますが、中学生や高校生で、自分で留学したいとやってくる子たちは、新しい生活にすぐに馴染んで、ホームシックよりも楽しみが勝っている子が多くみられます。
  • 親子留学
    親が近くにいるため、新しい環境の変化、異文化への不安が軽減され、困った時もすぐそばに親がいる安心感があります。そのため、子どもの自立心より親のタフさや問題解決能力の方が上がったりします。子どもの安全と安心感を最優先したい時に親子留学は有利です。CPでは、小学生以下での留学は親子留学をおすすめしています。これにはメンタルサポートに力を入れているカナダならではの理由があります。詳しくは個別にご相談ください。
    親子留学の場合は、子どもの異文化体験、成長、英語力の向上はもちろんのこと、親の経験値アップ、成長が大きいとの定評もあります。

留学で得られるもの

  • 単身留学
    ・楽しい!ワクワクの連続
    ・困難、分からない、にもぶつかる
    ・自立心と責任感、そしておじけづかないチャレンジ精神が育まれる
    ・現地の友人や学校での経験が、価値観を広げる
    ・語学力が飛躍的に伸びる
  • 親子留学
    ・目の届くところにいるのでで安心して子どもを留学させられる
    ・子どもが学校に行っている間、親も学校へ通ったり地域の活動に参加できる
    ・親がフルタイムで学校へ通うと子どもの公立校への学費が免除される場合もある
    ・親も異国の地での生活から学び、親の成長、視野を広げることに期待ができる
    ・子どもの学校やお友達との関係を身近で見ることができ、関わることも可能

気を付けたいところ

  • 単身留学
    ・よく言えば監視の目がなく自由なので、宿題や成績など全て自己責任
    ・子どもからの連絡も頻繁に取るわけではないので、近況がわかりづらい
    ・実際どういう学校で、どういうホストファミリーと生活しているのかは話でしかわからない
  • 親子留学
    ・目の届くところにいるのでで安心して子どもを留学させられる
    ・過干渉になってしまう場合がある
    ・渡航費、生活費などがかさむ

チェックリスト

「留学したい!」となったら、まず次の5つの質問をご自身にしてみてください。
1.誰のための留学なのか
2.お子さんの年齢は?
3.どれくらいの期間行きたいのか
4.どんな心配事があるのか
5.どれくらいの予算で考えているのか
この5つの答えによって、単身留学か、親子留学かが大体絞れると思います。

もし、『干渉し過ぎたくないけど心配!』『自立してほしいけど1年も行けるかなぁ』と悩まれる方は、是非ご相談ください。こうした悩みをお持ちの方は、キャンプや短期留学から始めるという選択肢もあります。
キャンプについての詳しい内容は説明会で。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

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